「フォトセラ」は、ただの写真撮影サービスではない。「自分が主役になれる」ライブフォトエンターテイメント。メンバーはその可能性を実感し、さまざまな可能性を追求している。
インバウンド・アウトバウンドの市場、スポーツや音楽などのファンイベント、もちろんあらゆる企業や団体、地域の広告でも活用できる。
最後に、メンバーが思い描いている「これからのフォトセラ」を語ってもらった。
人と人とのコミュニケーションを大切に
10年変わらないクオリティを追求したい
—— 「フォトセラ」を、今後どんなサービスにしたいと考えていますか?
吉永 この先、進化し続けて10年くらいは飽きないクオリティを提供できるサービスでありたいと思っています。だからこそ、コミュニケーションの質や、プロの撮影技術にこだわっていきたい。けっしてアナログに固執したり、過去に回帰しているわけではないんです。
—— お二人はどうでしょう?
曲沼 個人的には今よりさらにデザインの中に本当に自分が溶け込んでいるかのように見えるところまで、デザインの表現を追求していけたらいいなと思っています。「自分が主人公になる」体験をもっと高めていくイメージですね。
山本 そうしたクオリティは大事にしつつも、その日、参加者たちを「ありのまま」撮影するのか、「いつもと違う自分」を演出するのか、クライアントのコンセプトに対応してこだわっていきたいです。そのあたりは、メンバーと相談しながらよりよいサービスにできればと思います。
—— ずっと守り抜いているコンセプトは変わらず大切にしつつ、家族写真からスタートして、イベント、企業広告へと舞台を広げているわけですね。その他にもまだまだ、活用できるシーンがたくさんありそうですよね。
吉永 そうですね。今、まさに注目しているのは2020年を見据えたインバウンドの市場です。
インバウンド・アウトバウンドに喜ばれる文化体験
「ライブフォトエンターテイメント」を大勢の人たちへ
—— まずはインバウンド。2020年に向けて、ますます盛り上がっていくところですね。
吉永 そう思います。政府は「観光ビジョン実現プログラム2018」で、2020年の訪日外国人旅行者数の目標を4,000万人と掲げています。そこに同調するように、訪日外国人のみなさんにはフォトセラを通じて日本の素晴らしい文化を感じてほしい。
各国の大使館や関連団体、訪日外国人に向けたサービスを展開している企業などと連携して、まさに“記憶に残る”ライブフォトエンターテイメントを提供できるのではないか、と思っています。
もちろん、日本人にも世界の文化を疑似体験してほしい。双方の歴史や文化、エンターテイメントを体験するきっかけをフォトセラが提供できれば最高です。
—— 各種イベントや、観光の記念にも活用できるでしょうし、デザインを通じて日本の文化を伝えることもできそうです。観光以外の市場はどうでしょう?
曲沼 スポーツチームやアーティスト、音楽シーンとの相性もいいと思っています。例えばライブ会場で、アーティストの世界観と合ったデザインを用意すれば、きっとファンの方も喜んでくださると思うんですよね。スポーツでも同じです。
吉永 企業の広告も、BtoC市場だけではなく、BtoBにも応用できると思います。展示会でのおもてなしに活用することもできますし、カスタマーサービスの一環として取り入れることもできるでしょう。
山本 本当に企画次第で、いかようにも活用できる。それが「フォトセラ」の強みだと思います。
—— そしてどのシーンにおいても共通するのが、「主役になれる楽しい体験」ですね。
吉永 そうです。「フォトセラ」を通して、当日その会場に足を運び、その場にいたという“記憶”につながる体験ができます。体験して、手渡される写真は“記憶”そのものです。
この“ライブフォトエンターテイメント”を、国内外問わず多くの方に体験していただき、「楽しい記憶」をたくさん生み出していきたいですね。
(了)